2026年8月10日、AWS は Amazon EC2 の新機能として「アプリケーションステータスチェック(application status checks)」を発表しました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-ec2-application-status-checks/
これは、EC2 インスタンス上で動作するアプリケーションレベルの問題を検知し、対応できるようにする新しいステータスチェックです。
これまでの課題
EC2 にはもともと、インスタンスや基盤となるシステムに到達できなくなった際にアラートを受け取れるステータスチェックが用意されていました。しかし、これらはあくまでインスタンスやシステムの状態を監視するものであり、その上で動くアプリケーション自体の異常までは検知できませんでした。そのため、アプリケーションレベルの問題を監視したい場合、ユーザーはALB経由で監視を行うなど、独自の監視の仕組みを構築・運用する必要がありました。
アプリケーションステータスチェックでできること
新機能のアプリケーションステータスチェックを使うと、既存のインスタンスステータスチェックやシステムステータスチェックと並べて、EC2 上で動作するアプリケーションの状態を監視できるようになります。検知できる問題の例としては、次のようなものが挙げられます。
- Web サーバーがリクエストの受け付けを停止した
- Docker デーモンが起動していない
- ネットワーク設定に誤りがある
- ネットワークインターフェイスがトラフィックを通さなくなった
使い方の流れ
設定はシンプルです。監視対象のプロトコル・ポート・パスと、正常なアプリケーションを示すレスポンスコードを指定してチェックを作成します。作成したチェックは、インスタンス ID またはタグを使ってインスタンスに関連付けます。
関連付けが完了すると、Amazon EC2 が指定したポートとパスに対して HTTP または HTTPS リクエストを送信し、60秒ごとにアプリケーションの状態をレポートします。追加の機能として、Auto Scaling グループがアプリケーションのステータスに応じて動作し、アプリケーションが異常(unhealthy)と報告されたインスタンスを置き換えることで、自動的に復旧を開始する、といったことができるようになります。
さっそくやってみる
まずはAmazon EC2で適当なWebサービスを起動します。
sudo dnf install nginx
sudo service nginx start次にEC2の詳細画面で`Status and alarms`のタブをクリックします。

新しく Application status が表示されています。 Actionsから新しく1個アプリケーションヘルスチェックを作成します。

監視したいプロトコル(HTTPS or HTTPにのみ対応しています)、ポート、パスなどを指定します。

監視タイムアウトまでの秒数、期待されるHTTPステータスコード、等を指定します。

Create applications status check をクリックして作成します。
しばらく待つよ以下の様にHealthCheckが完了します。

EC2の一覧では以下の様に Status Checkが1個増えて通常3/3のところ4/4になっています。

ではここでEC2上のアプリケーション停止して、ヘルスチェックを失敗させてみます。


このように Check failedとなりアラームを発砲させることができます。

