チーム全体で統一されたクラウド開発環境を提供
〜 AWS Marketplaceにて「Remote EC2 Sandbox」公開 〜
2025年7月 — Serverless Operations, Inc.は、AWS Marketplace上でクラウド開発に特化したAmazon EC2用のAMI(Amazon Machine Image)「Remote EC2 Sandbox」を正式リリースいたしました。本AMIは、VSCodeなどのエディタからRemote SSH経由でEC2インスタンスに接続し、あたかもローカル環境のように開発作業を行うことが可能です。
▼ 製品ページ
AWS Marketplace:Remote EC2 Sandbox AMI
▼ 利用ガイド
リリースに至った課題
日本のエンタープライズな事業会社では開発用PCとして支給される端末のOSやバージョンが人によって異なることがよくあります。そのため、開発に必要なツールのインストール手順やサポート状況に差が生じ、トラブルシューティングの複雑化や生産性の低下といった問題を招いています。

Remote EC2 Sandbox で統一された開発環境を提供
本AMIは、開発者ごとにAmazon EC2インスタンスを割り当てることで、誰もが同一のクラウド開発環境にアクセスできるように設計されています。VSCode等のRemote SSH機能を活用することで、ローカルPCに依存せず、共通の開発環境でスムーズに作業を進めることが可能です。
メリット
- OSやローカル環境に依存しない開発環境が提供されます。全員が同じ環境で作業できるため、環境差異によるトラブルを解消できます。
- クラウド上での開発作業を高速スタートできます。必要なAWS開発ツールが事前インストール済み。セットアップ不要ですぐに開発が可能です。
- いつでもフレッシュな環境を再構築可能です。環境がいつ壊れても、AMIから簡単に新しい環境を立ち上げ直せます。
- Dev Container と違い、手元のローカルマシーンのリソースを利用することがなく、開発のためのハイスペックなPCの購入と運用が不要になります。
- IAM ロールを利用し、それ自体で AWS ネイティブサービスとなるため、Remote EC2 Sandbox 上で開発したプロジェクトは AWS 環境上で再現性高く動作します。

プリインストール済みソフトウェア
AWSの開発に必要な以下のソフトウェアが予めインストール済みです。EC2インスタンス立ち上げ後、すぐに開発に着手することが出来ます。
- AWS
- aws-cli v2.25.0
- Amazon Q Developer v1.12.2
- Amazon SSM Agent
- Amazon CloudWatch Agent
- Node.js
- Node.js v22.14.0
- npm v10.9.2
- nodenv v1.5.0
- Python
- Python v3.13.2
- pyenv v2.5.4-3
- pip v25.1.1
- poetry v2.1.3
- Java
- Java v24.0.1
- Terraform
- Terraform v1.12.2
- tenv v4.7.6
- Docker
- docker v25.0.8
- docker compose v2.17.0
- Desktop
- Tiger VNC Server
問い合わせ先
機能の追加要望や不明点などがあれば、本サイトのお問い合わせフォーム、もしくは以下のメールアドレスにお問い合わせください
support@serverless.co.jp 担当:堀家